スポーツソックスダイアリー

できるだけ嘘がないように書いていきます

2019/3/13 出会い系で知り合った女の子に約束をすっぽかされる

長らく(という期間では収まらないほど長く)彼女がいないもので、

いわゆる出会い系アプリを利用している。

 

現在使っているものは男女共に課金をしないとメッセージをやりとりできないという仕様で、いわゆる「ガチ」のやつ。(いい人と出会うために本気、という意味で下品という意味ではない)

 

1ヶ月ほど?アプリ内のメッセージとLINEでやりとりをし、そこそこに意気投合できたと感じたのでご飯に誘ってみた。

当日女の子と某ターミナル駅の改札で19:30に待ち合わせをし、5分前に到着。

いくつなっても女の子と2人で会う前には緊張してしまう26歳男性。

 

しかし、女の子は時間になっても現れない、どころかLINEの既読もつかない。

15分待っても音沙汰がなかったのでLINEで電話をかけてみるも応答なし。

「完全にやられたな・・・」と思ったが一応30分経つまで待機。

こういう時に「もしかしたら携帯壊れたとかで近くをウロウロしてる可能性も・・・」

とかうっすら思って辺りを見渡しちゃうダサい少年マインドから抜け出したい。

 

30分経過後、既読がついてないということは本人の気が変わってLINEもブロックされたんだなと自分に言い聞かせ帰宅。

せっかく新しいソックスおろしたのに。

 

最寄り駅について駅前のマックでハンバーガーにかぶりつきながらSpotifyのランダム再生が流してきたのはPatti Austinの"Say you love me"(AIのくせにジョークがうますぎる)

5分ちょいしかない曲なのに永遠ぐらい時が経つのが遅く感じて脳がバグったのかと錯覚した。

open.spotify.com

 

チキンナゲット片手に我に返った頃spotifyアルゴリズムが2曲目に再生したのは

tofubeatsの"LONELY NIGHTS"

人知れずAIはシンギュラリティを迎えていたのかとすら思わせるチョイスの切れ味。

何百回も聴いた大好きな曲だけどこの日ばかりはNIGHTSが複数形になっていることに腹が立った。

「今日だけでなく明日からもロンリーですが何か?」的な。

open.spotify.com

 

その後、高まった衝動を抑えきれずに人生で初めてガールズバーに行った。

見どころといえばユマ・サーマンっぽい髪形の女の子とLINEを交換したぐらい。

顔はユマ・サーマンの倍ぐらいデカかった。

 

www.amazon.co.jp

 

翌日、予定をすっぽかした女の子から「日付間違えて寝ちゃってました~」と連絡が来た。

いくらなんでも19:30に寝てるは嘘だろうし、本当に19:30に寝てたらそれはそれでヤバい奴な気もするので次会うかも考え物だなあ。

 

 

 

2019/03/09 スパイダーマン:スパイダーバースを観た

スパイダーマン:スパイダーバース』を観た。

 

 笑えて、泣けて、かっこよくて、かわいくて、ドキドキして、、

おおよそ117分間に詰め込めるありったけの幸福を湛えたこの映画は

未熟な自分(もうすぐ27歳)の心に響きまくった。

 

スパイダーマンというスーパーヒーローを眺めるだけの映画ではなく、

ダサさや人間臭さを認め、様々なヒーローのあり方を肯定するその姿勢に背中を押されまくり、

EDを迎えた時には大マジに「俺もスパイダーマンなんや、、」とか考えてしまっていた。

 

共感してもらえるかはまったく謎だが

突き抜けるほどにポップで色彩豊かな画面、涙と笑いが縦横無尽にクロスオーバーする脚本の2つが組み合わさったこの作品は実写映画より何倍も「人の手で作られた」というメタフィクション的視点を自分に植え付けた。

それは全く悪い意味ではなく、自分にとっては「映画(≒人間)はこれだけ素晴らしい物を生み出せるんだ」と畏敬の念を抱かせた。

冗談抜きに映画という枠を超え人工的に生み出されたものの中で最も美しいひとつとさえ思えた。

 

よく「人生を変えた一本」という言葉を耳にするが『スパイダーバース』はそうでなく「人生を変える必要などない」と気づかせてくれる映画だと思う。

 

新宿のTOHOシネマズを出た後、興奮が冷めず意味もなく歩いて帰った。

交差点の上空でうねる首都高がとてつもなく怖く見えた。

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帰って今月の残金を計算したらめちゃくちゃ赤字で今年に入って一番落ち込んだ。

エグいアップダウン